オアシス床暖房では部分的な床暖房はお勧めしておりません。なぜならば、おうちでの快適性やランニングコストの面から考えてもあまりメリットがないからです。
一つのおうちの中で寒暖の差があると快適な生活環境であるとはいえません。と申しますのは、例えば、トイレが寒いと夜中にトイレに行くことが億劫になります。また、洗面所や脱衣所が寒いとヒートショックに気をつけなければいけませんし、寝室が寒いと子供も大人もなかなか朝、布団から出られなくなる、ということなども考えられます。
リビングが暖かいと家族みんなで暖かい床にごろごろと家族団らんできますし、キッチンが暖かければ料理も弾み、洗い物もらくらくになります。また、洗濯物をどこに干しても非常に乾きが早くなります。また家全体に床暖房が入っていますとカビや雑菌が繁殖しにくくなるといったようなメリットもあります。
ランニングコストの面から考えても部分的な床暖房で十分であるということができないのは、通常の家は外気と接する壁(外壁、床下、屋根)などにはしっかり断熱材が入っていますが、家の中の部屋ごとの壁には断熱材は入っていません。であるので、いくら一つの部屋だけを暖めればよしとしても隣の部屋に熱がどんどん逃げていってしまうわけです。結局はランニングコストもそれなりにかかってきてしまいますし、おそらく、暖かさが足りなくて補助暖房機器が必要になってきてしまうということになります。おうちの暖房としては中途半端になってしまいかねません。
このような理由から全室床暖房が断然お勧めです。しかも当社のオアシス床暖は基本敷設率90%以上となっています。
それでは、床暖房の設置面積が広い分、初期費用が非常に高いものになってしまうのでは?
そのとおり、一般的に普及している床暖房を家全体に設置するとなると、ものすごい費用がかかってしまいます。しかし、オアシス床暖は一般の床暖房を2,3箇所、部分的に設置するのと同じ費用で、全室全面床暖房を設置することができます。
当社の蓄熱温水式遠赤床暖房システムの「オアシス床暖」は自由設計であり、お客様の要望に沿ってオーダーメイドで施工しています。
基本的にはどこにでも床暖房を設置することができます。1階、2階、キッチン、玄関、廊下、トイレ、洗面所、脱衣室、寝室、リビング、ダイニング、パントリー、土間、洋室、和室、掘りごたつ、浴室、ロードヒーティングetc
ただ、階段と、床下点検口には、設置できません。