1800年2月11日、ドイツ出身のハーシェルは太陽黒点を観察し赤いフィルタを使うと、沢山の熱が生み出されることに気付きました。プリズムを通した可視光線の赤色光のとなりに温度計を設置して、太陽光から放射される赤外線を発見し、それが可視光線よりも高い温度を示したことにハーシェルはショックを受けました。
目には見えないが、物を温める力のある光です。波長ではおよそ 0.7μm – 1000μm です。近赤外線、中赤外線、遠赤外線に区分されます。遠赤外線はほとんどの物体から放射されていて、高い温度の物体ほど赤外線を強く放射します。室温20℃の物体が放射する赤外線のピーク波長は10μm程度です。人が最も吸収しやすい波長です。
「伝導伝熱」物質の中で熱が伝わっていく
「対流伝熱」水や空気の循環によって熱が伝わってく
「輻射伝熱」太陽の光が直接物質を暖めるように遠赤外線によって熱が伝わっていく
最も理想的な暖房方法は太陽が直接地球を暖めているように輻射熱による暖房ですが、それだけでは、心地の良い空間を作ることはできません。物質から直接伝わってくる熱、空気の温度がすべて合わさって、最も理想的な住居環境を作ることができます。「伝導伝熱」「対流伝熱」「輻射伝熱」の3っつがバランスよく作り出される暖房設備がまさに理想の暖房であるといえます。
「オアシス床暖」はこの遠赤外線による輻射熱を自然な形で効率よくそして高い効果で取り入れることができます。金属は遠赤外線を反射するという特性を利用し蓄熱層のしたには床下に熱を逃がさないように熱反射シートを敷いています。また蓄熱モルタルは温水によって温めらて蓄えられた熱が伝導熱によって直接床に伝えられると同時にたくさんの遠赤外線を放射して輻射伝熱でお部屋全体を暖めてくれます。床の全面から暖められた熱は、お部屋の空間をゆっくりと循環して対流伝熱によって空気を上から下まで一定の温度に暖めます。炭いり蓄熱モルタルは熱伝導に優れたくさんの遠赤外線を放射する物質であり、蓄熱もしてくれます。